合気道の型稽古

 

合気道は、型稽古を何度も反復して稽古いたします。どうして何度も型稽古を反復して稽古をするのかと申しますと、まずは「型」と「稽古」と言う意味を知ることで、理解が早まっていくと思います。

 

先人の智恵

古来日本人が「生きる智恵」を凝縮し、お手本として、形として残したものを型と言います。この型は合気道のみならず、剣道、柔道、空手など様々な武道に伝承されているばかりか、茶道、華道などの芸術文化にまで、様々な場面に残されています。
どの型を見てみましても、とても洗練されたもので、その道の名人が行う型と言うのは、見ていて背中に電気が走るような感覚に陥る程、美しく、素晴らしいものです。

 

太古から変わらない本質

練習稽古は、全く意味合いのことなるものです。一般的に、練習と言うのは肉体を鍛えて技量の向上を図ることで、稽古とは精神を鍛え、内面的に向上することです。

 

また稽古の「稽」とは神を迎えて神意(しんい)を量るということです。神意とは、「神の意志」と言うことです。これは古来日本人は、すべての者に神が宿るとかんげていたことを理解するといいでしょう。つまり、山の神、台所の神等、時には優れた人も神としてあがめられてきました。
このように自然に存在する全てのモノを崇拝する気持ちが、全ての者に神が宿ると考えられ、八百万の神と言われるようになったのだと思います。そういうことから、例えば東から太陽が昇り西に沈む、雨が降る、潮の満ち引きがあると言うような、自然現象は、全て神の意思に基づくものとして、時には畏れられ、時にはあがめられたのです。

 

そして「古」と言うのは「いにしえ」問う意味があります。過ぎ去った古い時代のことで、つまり「昔」と言うことです。

 

「稽古」と言うのは、「はるか昔から変わることのない自然現象を、考える」と言うこと、平たく言えば「変わらない本質を考える」と言うことになるのです。

 

 

合気道の型稽古

合気道の型稽古は、主に剣の理合いを体術であらわしたものであるといわれています。このため合気道の型には、組み合った状態から技を掛けるという概念はなく、間合いを知るために手首を持たれた状態(片手持ち)から稽古を始め、正面打ち、横面打ちなど様々な攻撃スタイルがあります。
その型の数は、1000技とも2000技とも言われていますが、全て「入り身」「転換」「転身」といった基本の体捌きから構成されています。これから稽古を初める方も、そうでない方も、基本の体捌きを中心に稽古していきます。


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