運命の歯車

 

3年習うより3年かけて師範を探せ

合気道の稽古は、「自己完成」を目的とするという風に合気道開祖植芝盛平翁は教えられています。そのためのプロセスとして合気道の稽古を習慣化することの重要性があります。そして習慣が変われば、自分の人生が劇的に変化していくのです。

 

合気道の稽古は自分の人生を変える可能性のあるほどのものですので、そう言った意味からも本当に自分にとってリターンの高いことを習得できる合気道の道場を探さないといけないことは、自然とご理解いただけるものと思います。そういう意味で、昔から「3年習うより、3年かけて師範を探せ」と言われてきているのです。

 

生き方そのものが技になる

例えばただ目立ちたいという師範であれば、技自体が合気道の本質からかけ離れた、見せることに主体を置いた技になるでしょう。また強さを誇示したいだけの師範でしたら、受け身の技量など考えることなく一方的な技を行い、ケガが絶えなくなるでしょう。

 

このように、技そのものに師範のお人柄が現れるのです。そして本物の合気道をする師範には、技そのものに人を感動させられるほどの力があります。

 

人生の転機

心の底から愛する人とデートに行った時、今までのありふれた光景が心躍る光景に変わったりした経験はないでしょうか。また自分が本当に困った時などに、いつも以上に人の温かさを感じることができた経験はないでしょうか。

 

愛する人とのデートの帰り道、思わずスキップをしたり鼻歌をうたってしまったり、人の温かさに触れたとき、思わず涙をこぼしたり、自然と内面から湧き上がる行動を、誰もが一度は取ったことがあるはずです。

 

このように感動的な体験は、人を行動に移させる大きな力があります。そしてその行動は、やがて自分の習慣を変えることに繋がり、ひいてはその習慣が運命を動かすのです。

 

想像力のリミッター

その昔地球の反対側に住む人と手軽に話をすることを誰が想像できたでしょうか。また空を飛んで違う国に行ったり、地球から飛び出して、月に着陸することを想像できたでしょうか。少し時代を遡れば現代では当たり前となっていることも、当時の人には全く想像すらできないことが、今の私達には当たり前のこととしてとらえられていることがたくさんあります。

 

このように電話で遠くの人達と手軽に話したり、飛行機等の乗り物を使って短時間で移動することが、今となっては当たり前の世界でも、こういったモノがない時代の人達には電話や飛行機などの乗り物を想像することが出来なかったことと思います。

 

しかしそのような時代でさえも、電話や飛行機などの乗り物を想像できた人がいました。そして想像したものを、現実に作り出してきた人がいるからこそ、今私たちが電話や飛行機等の乗り物等の沢山の便利なものを利用して、快適な生活を送ることができているのです。

 

運命の歯車

師範は、お手本を示してくださいます。例えば合気道の技であったり、師範のお人柄など様々なことが、私たちのお手本です。そして本物の合気道を稽古されてきた師範は、私たちが想像できる範囲を、はるかに超えた想像力をお持ちなのです。

 

その想像力が師範の技となり、お人柄となり、目に見えたり、感じたりすることのできる、「かたち」として現れるのです。その「かたち」に技に触れることで、私たちは今までにない体験をすることができ、その体験が私たちに「感動」をもたらし、その感動が私たちのエネルギーとなるのです。

 

師範と共に過ごす時間は感動の連続です。この感動は私たちを行動に移させ、連続する感動が私たちの習慣を変え、やがて運命を変えていく力があります。

 

良師との感動的な出会いを、求めてください。なぜなら師範との出会いは、私達の運命の歯車を動かすことになるのですから。